【青森ねぶた祭り】と【弘前ねぷた祭り】の違いとは?どっちが有名?規模や掛け声など解説します!

青森県の夏の風物詩といえば「ねぶた祭り」ですよね。

特徴的な掛け声と迫力のあるねぶたが、青森の短い夏を熱くさせる有名なお祭りです。

しかし、実は「ねぶた祭り」のほかに「ねぷた祭り」があるって知っていましたか?

 

表記の間違いかと思っている方も多そうですが、ちゃんとした違いがあるんです!

そこで今回は、「ねぶた祭り」と「ねぷた祭り」の違いについて詳しく解説していきたいと思います!

 




「ねぶた祭り」と「ねぷた祭り」の違い

「ねぶた祭り」と「ねぷた祭り」は、「ぶ」と「ぷ」の表記の違いだけと思われがちですが、その形や祭りの掛け声、開催される地域まで異なります。

それぞれの特徴を紹介していきます♪

 



「ねぶた祭り」の特徴

青森県のお祭りとして有名な「ねぶた祭り」

一番の知名度があり、夏に青森県を訪れる観光客の多くがこの「ねぶた祭り」を目当てにやってきます。

平面ではなく、立体的な形をした人形型の山車が特徴で、大きいものだと幅約9m、高さ約5m、奥行き約7mにもなるそうです。

 

ねぶた祭りの掛け声

掛け声は「ラッセラーラッセラー

派手な衣装をきた「跳人(ハネト)」が、ねぶたの前を跳ねながら、この掛け声を叫び、ねぶたが運行してきます。

 

ちなみに、跳人の衣装についている鈴をもらうと幸せになれるというジンクスがあり、観光客は跳人から鈴をもらおうと手を伸ばす姿がみられます。

 

逆に、祭りを盛り上げるために跳人から観光客の方に近寄り、鈴を手渡す場面も見られます。

 

正式な衣装を着ていれば観光客も跳人に参加することが出来、地元住民だけでなく観光客も簡単に参加できるのでにぎやかでとても華やかなお祭りといえますね。

 

「ねぷた祭り」の特徴

「ねぷた祭り」は、人形型ではなく平面の扇形の山車が特徴

正面に書かれた絵を「鏡絵」、裏面に書かれた絵を「見送り絵」と呼び、前と後ろで異なる絵を見ることが出来ます。

鏡絵には明治時代以降中国の三国志や水滸伝、あるいは日本の武将や説話の奮戦図・人情等が題材として多く用いられます。

一方、後ろ側に描かれる見送り絵は美人画を用いることが多く、「鏡絵」は「動」、「見送り絵」は「静」というように描き分けられます。

 

ねぷた祭りの掛け声

掛け声は「ヤーヤドー

「ねぶた祭り」のような跳人はいなく、粛々とした落ち着きある雰囲気が魅力といえますね。

 



「ねぶた」と「ねぷた」の開催される地域の違い

青森の夏を代表する2つの祭りですが、それぞれ開催される場所が異なります。

 

「ねぶた祭り」は青森市中心

人形型の山車を運行する「ねぶた祭り」は、青森市を中心に開催されます。

出発地点から順番に運行するのではなく、運行コースにあらかじめねぶたが待機し、一斉に動き出します。

 

場所によっては、全てのねぶたを見ることが出来ないので、ご注意ください。

ちなみに、有料の観覧席もありますので、いい場所でねぶたをしっかり見たいという方にはおススメです♪

 

「ねぷた祭り」は弘前市がある津軽地方中心

扇形の山車を運行する「ねぷた祭り」は、弘前市を中心とした津軽地方でよく見られます。

 

規模が大きいのは弘前市ですが、平川市や黒石市でも同様の扇ねぷたを見ることが出来ます。

 

同じ扇ねぷたでもそれぞれ特徴があるので、時間がある方は期間内に違う地域をまわり、ねぷたを見比べるのも面白いかもしれません。

 



まとめ

いかがでしたか?

 

他県の方からすると、「ぶ」と「ぷ」の訛りの違いかと思われそうですが、実は明確な違いがあることを知っていただけたかと思います。

 

それぞれの地域の祭りに誇りを持っているので、青森市出身の方に「ねぷた祭りすごいよね!」なんて話しかけないように注意しましょう^^;

 

全国的には「ねぶた祭り」が有名ですが、ぜひ「ねぷた祭り」も見ていただきたいです!

 

8月1日から7日までの間、いたるところで祭りの開催を行っていますので、機会がある方は様々な地域の「ねぶた祭り」「ねぷた祭り」を楽しんでいただけたらと思います。

 

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