皆さんの趣味は何でしょうか。
アウトドアの趣味だったり、インドアの趣味などたくさんあるでしょう。
梅雨の時期など外に出られない時は、家の中で何かをするというインドアの趣味も重宝されます。
インドアの趣味にもいろいろありますが、今回は水彩画についてをご紹介します。
水彩画とはどんなもの?
水彩画という名前は聞いた事があると思いますが、それが一体どんなものかというのをご存知でしょうか。
水彩画について簡単にご紹介します。
◇水彩画とは
水彩絵具という水を溶剤とした絵具で描かれた絵を水彩画と言います。
水彩画は他の絵とは違い、絵具を塗るというよりは色水を塗るという感じになります。
水彩画は淡い色合いが特徴的で、空間や空気の透明感を表現するのに最適です。また様々な年齢層の人に親しまれており、水彩画を楽しむ人も多くいます。
水彩画の淡いタッチはとても人気があり、様々な年齢層の人に愛されています。見て楽しむだけではなく、自ら水彩画を描いて楽しむ人もいます。
水彩画で使う絵具はどんなもの?
絵を描くにはスケッチはもちろん絵具が必要になります。
絵を描くと一口に言っても絵の種類によって使う絵の具も変わってきます。
水彩画で使う絵具の種類についてご紹介します。
◇絵具の種類
まずは絵具には、どんな種類のものがあるのかをご紹介します。
チューブタイプ
チューブタイプの絵具は、水分を含んでいる液状の絵具です。
水分を含んでいるので水にも溶きやすく、手に入る色の種類も豊富です。
学校などではこのチューブタイプを使っている事が多いので、老若男女の人に親しまれている絵具です。
固形タイプ
固形タイプの絵具は、水分を含んでいない固形状になった絵具です。
パレットのようになっている事から、たくさんの色を一度に持ち運べます。
こちらのタイプは画材屋さんなどでないと手に入らない事が多いです。
また固形タイプでもさらに2種類に分類されます。
- パンカラー
半乾きの絵具を固形化したもので、発色が良く色の濃さも水分量によって調節できます。
- ケーキカラー
粉末にした絵具を固形化したもので、水分が含まれていません。
筆に水分を含ませて絵具を溶いていきます。
◇水彩絵具の種類
水彩絵具は水に溶いて使用する事から、にじみやぼかしなどを使って優しい表現ができるのが特徴です。
透明水彩
透明水彩絵具は、透明性があるのが特徴です。
この特徴を活かして色を塗り重ねたり、色を混ぜ合わせる事によって混色も綺麗に表現してくれます。
さらににじみやぼかしなどを美しく表現ができるのも強みの1つです。
またその透明性がある事から白の紙に使われる事があまりない為、知識や経験がないと扱うのが難しい絵具でもあります。
不透明水彩
不透明水彩絵具は、透明水彩と違って透明性がありません。
透明性がない事から塗りムラがでにくいので、大きな作品を描くのにも最適です。
不透明性を活かして重ね塗りや厚塗りにも向いています。
また下の色の影響をあまり受けずに使用できるので、色の重ね方によっては下の色をやわらかく表現する事ができます。
一口に絵具といっても形状も違えば、絵具の特性も違います。
描きたい絵や表現によって絵具の種類を変える事が大切です。
初心者でもできる水彩画の描き方
水彩画に興味があって描いてみたいと思っていても、絵を描いた事があまりなければ知識もなくて手が出せないという人もいるのではないでしょうか。
そんな初心者さんでもできる簡単な水彩画の描き方をご紹介します。
◇水彩画に必要な道具
まずは水彩画を描く為に必要な道具をご紹介します。
- 水彩絵具
水彩画を描く為のマストアイテムです。
お好みの色を準備しましょう。
- 筆
絵を塗る為に必要です。
筆にもいろいろな種類があるので、いくつが準備しておくと色が塗りやすくなります。
- パレット
チューブタイプの絵の具を使うのであればパレットは大活躍です。
固形タイプであれば必要がない場合もあります。
- 水彩紙
水彩画を描くのに必要です。
普通の紙だと水を含んで破れてしまったりするので、水彩画には向きません。
お好みの水彩紙を選びましょう。
- 筆洗
筆を洗う為の容器です。空き容器やコップなどでも代用ができます。
- 鉛筆
水彩画を描く前のスケッチで使います。HBや2Bの鉛筆がスケッチには向いています。
- 消しゴム
スケッチの時に使います。スケッチをする時は練り消しを使うので、練り消しがあればそちらを使ってください。普通の消しゴムでも代用できます。
◇水彩画の描き方
道具を準備したらさっそく水彩画を描いてみましょう。
①スケッチをする
まずはスケッチをする被写体を決めます。
初心者さんには色があまり多くない果物類がおすすめです。
被写体を決めたら、薄くスケッチをします。
濃く描いてしまうと後ほど色を塗る時に影響が出てしまうので注意しましょう。
②着色をする
スケッチが終わったら、色を塗っていきます。
基本的な色の塗り方として、明るい色から塗り始め、徐々に濃い色を塗っていきます。
最初から濃い色を塗ってしまうと失敗しやすくなるので、明るい色から塗りましょう。
③色を微調整する
少しテクニックがいりますが、ハイライトや陰影など色の濃さを変える事で絵の仕上がりがだいぶ変わります。
ぼかしなどを入れる場合は、このタイミングで入れると綺麗に仕上がります。
水彩画はポイントを押さえれば、初心者でも美しく表現をする事ができます。
道具などは初心者であれば代用品として100均で揃える事もできます。
水彩画の魅力・初心者でも描けるコツ
いかがでしたか。
今回は水彩画についてご紹介をしました。
絵には興味がないと思っている人でも、やってみれば意外とハマるという人もいます。
さらに絵の良いところは必ずしも決まった色でなくても、自分の好きな色を塗れるので創造性も鍛えられます。
もしインドアでできる趣味を探しているのであれば、水彩画はどうでしょうか。子供と一緒にやれば、一緒にいる時間も増えるし子供の創造性も育つので一石二鳥になりますよね。
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