中国の旧正月というと、爆買いや中国人観光客の人が増える印象があります。
私自身

あれ?街中に中国人が増えたな?
と思ったら、旧正月だということがわかったという経験があります。
では、2021年の旧正月がいつなのか、その過ごし方についてもご紹介します。
中国の旧正月ってお正月の違いとは?
旧正月は、旧暦のお正月のことを言います。
つまり、現在のお正月とは異なる日になります。
日本では旧正月をお祝いするご家庭は少ないですが、アジアの他の国ではお正月より旧正月の方が重要な日とされています。
では、アジアの他の国がいつ祝日を迎えているのかご紹介します。
- 中国
中国では、旧暦の大晦日から7日間がお休みとなります。
このときが、日本へ観光に来る中国人が増える時期です。
中国では、旧正月を春節と呼び新年を迎える日としてお祝いします。
- 韓国
韓国でも旧暦の大晦日から3日間を祝日としています。
また、ベトナムやシンガポールなども旧正月を祝日としている国になります。
アジアの様々な国が旧暦を大切にしていたことに驚きました。
ちなみに、旧正月は英語で「Chinese new year」と呼ばれます。
私自身、旧正月は中国でのお祝い事と思っていたので、この呼び方は納得です。
2021年の旧正月はいつ?
ここまで、アジアでの旧正月についてご紹介しましたが、来年の旧正月はいつになるのでしょうか?
2020年の旧正月は、1月25日でした。
2021年の旧正月は、2月12日となります。
お正月は毎年1月1日ですが、旧正月は年によって日付けが異なります。
当たり前のように1月1日にお正月を祝っていた日本人としては少し驚きです。
旧暦を元に元旦を決める旧正月では、新月の日を元旦とします。
よって、毎年異なる日付けになります。
では、それぞれの国では旧正月をどのようにすごすのでしょうか?
- 【中国】旧正月の過ごし方
中国では、日本のお正月と同じように旧正月には実家に帰省し、家族団らんでお祝いのお料理を食べる習慣があります。
最近は日本でも「爆買い」という言葉が流行ったように、旧正月の長期休暇を使い、海外旅行へ行く人も増えています。 - 【シンガポール】旧正月の過ごし方
シンガポールでは、旧正月には赤い服や赤いものを身につける習慣があります。
また、日本のお年玉のようなものを渡す習慣もあり、ポチ袋にも赤色のものを使います。 - 【韓国】旧正月の過ごし方
韓国では日本でのおせち料理のような「茶礼」と呼ばれるお料理を祭壇にお供えします。
また、韓国に観光へ行くと韓服と呼ばれる浴衣のような衣装を着たことのある方も多いのではないでしょうか?
この韓服も旧正月などのお祝いのときに着る衣装です。中国や韓国、シンガポールなど、日本人に馴染みのある国々では旧正月に連休となることがわかりました。
日本での旧正月の過ごし方とは
中華街のある横浜や沖縄の一部地域を除いては、日本で旧正月を祝う習慣はありません。
1月1日の元旦をお正月と考える日本では、旧正月を特別な意味を持って過ごす方は少ないようです。
しかし、先ほどから見てきたように、アジアの他の国では、旧正月を国民の祝日と定めている国が多くあります。
つまり、この期間に旅行へ行くとどのお店も閉まっているということもあります。
せっかくの旅行が残念な結果にならないよう、旧正月期間中の旅行には気をつけましょう。
【旧正月】中国やアジアでの過ごし方|まとめ
いかがでしたでしょうか?
私自身、旧正月は中国の祝日だと思っていましたが、アジアの他の国でも、日本のお正月と同じように新たな年を迎える重要な日だということがわかりました。
旧正月の時期に旅行を予定されている人や、お仕事で国を渡る人などは、十分に注意して向かいましょう。
また、日本にも外国人観光客が増える時期です。
国内旅行を予定している方も、頭の隅に旧正月の情報をおいておいても損はないと思います。
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