梅雨の時期に美しく咲き誇る「アジサイ」。
色とりどりのアジサイは四季を感じさせるとともに、梅雨の憂鬱な気持ちを忘れさせてくれますよね。
しかし、いざ自分で育てようと思っても

種類が多すぎてどれを育てればいいかわからない
という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、アジサイの種類と、初心者におすすめのアジサイを紹介したいと思います。
アジサイの種類
一言にアジサイと言っても種類が様々。
簡単にそれぞれの特徴をお伝えするので、参考にしてみてください♪
ガクアジサイ
日本原産の種類です。
中央には粒のような小さな花が集まり、その周りに一重咲きの装飾花が額縁のよう咲くことからこの名がつけられました。
葉は丸くて濃い緑色、他の種類より分厚く光沢があります。
ホンアジサイ
鎌倉などでよく見られる一般的なアジサイです。
アジサイと言われるとこの種類を想像する方がほとんどなのではないでしょうか。
小花が密集して咲き、まりのように咲くかわいらしい種類です。
一輪を豪華に飾るのもきれいですが、最近では小分けにしてブーケにしたり、メインの花を彩るサブの花材としても人気があります。
装飾花しか咲かないので、種子が出来るのはまれ。
そのため、挿し木や株分けで増やすのが一般的です。
ヤマアジサイ
山や沢の周辺に自生する小ぶりのアジサイです。
中心に小さな花が集まり、その周りに装飾花が咲きます。
ガクアジサイより小ぶりで、枝が細く、葉がとがっているのが特徴。
野山に生えているので、涼しく日陰になるような場所を好みます。
西洋アジサイ
元々は日本のアジサイが西洋ヨーロッパやアメリカなどの国外にわたり、品種改良がされたのち、また日本に戻ってきたものを指します。
贈呈用の華やかなアジサイは、この西洋アジサイが使われていることがほとんど。
外国種アジサイ
純外国産の種類。
日本のアジサイが品種改良され、そののち、逆輸入の形がとられた西洋アジサイとは異なります。
西洋のお庭に咲いているのはほとんどこの種類なのではないでしょうか。
最近人気のアナベルやカシワバアジサイがこの種類にあたります。
初心者におすすめのアジサイは「アナベル」!
アジサイと言っても、様々な種類があることを知っていただけたかと思います。
その中でも、初心者におすすめしたいのがアナベルです。
アナベルが初心者にオススメな理由
北アメリカ原産のアナベルは、華やかでボリュームのある花が特徴。
他のアジサイと異なり、新枝先なので1年目で花を咲かせます。
3月頃にカットしておくと花が咲きますよ♪
そして、花の色が変わらないのが嬉しい!
通常アジサイは、アルカリ性の土はピンクor赤、酸性の土は青or白といったように土の質で色が変わります。
しかし、アナベルは土質によって色が変わらない!

「買って来たときは白だったのに、育てていたら青になっちゃった…」
なんてこともないので安心ですね♪
アナベルを育てるコツ
実は、アナベルを育てる際のコツは特になし!
植え替えをする際に土壌を気にする必要もなければ、剪定も必要ありません。
放っておいてもキレイな形に育つので、剪定する必要がないんです。
鉢に植えている場合のみ、鉢の大きさに合わせて枝を整えてあげる必要があるくらいなので、基本的には剪定は必要ありません。
さらに、根づいてしまった後であれば、こまめに水やりをする必要もなし!
日照りが続いたり、葉に少し元気がない時に水をあげるだけでOKです。
とても簡単ですよね♪
初心者でも育てやすいアジサイの種類|まとめ
いかがでしたか?
「ガクアジサイ」や「ヤマアジサイ」という言葉は聞いたことがあっても、どういう特徴があるのか分からない方もいたかと思います。
たくさんの種類があるアジサイの中でも、アナベルは初心者におすすめですので、アジサイを育ててみようと思っている方はぜひ挑戦してみてください♪
あわせて読みたい:
憧れの【ジューンブライド】なぜ日本で広まったの?日本だけ?由来と意味をご紹介します

秋の花には何がある?種類や花言葉とガーデニングしやすい花もご紹介します!

母の日に贈る人気の花は?おすすめの観葉植物を紹介!鉢植えされた花をプレゼントでも良い?
