あなたは冬に加湿器を使用していますか?
乾燥する冬に風邪予防や潤いをもたらしてくれる素晴らし家電ですが、置く場所や高さによって効果が全然違うのをご存知でしょうか?
もしかして床に置いてませんか?
今回は、加湿器を置く場所とあわせて種類や選び方もご紹介します。
【加湿器】とはどんな物?
「加湿器」とは、部屋の中の空気に湿気を与えるために使われる物です。
「加湿器」の内部のタンクに入っている「水分」を空気中に放出し加湿します。
かつて、よく見られた光景ですが、ストーブの上に「やかん」を置くのも、部屋を加湿するための工夫です。
「乾燥」する冬には、欠かせない物です。
【加湿器】の種類は4タイプ
「加湿器」の種類は、大きく分けて4種類あります。
あなたが持ってるのはどのタイプ?4種類の加湿器
①スチーム式加湿器
「加湿器」に内蔵されている「ヒーター」を使い、水を沸騰させて、蒸気に変える物です。
この型は、古くから販売されていて、「加湿器」の代名詞ともいうべき物です。
ストーブの上にやかんを置き、沸騰させるのと同じことです。
②超音波式加湿器
タンク内の水分を「超音波」により振動させ、ファンにより空気中に飛ばす物で、霧を出すイメージです。
③気化式加湿器
水に濡れたフィルターに、ファンで風を当てて、気化させる物です。ドライヤーの冷風で洗濯物を乾かすイメージです。
④ハイブリッド式加湿器
水に濡れたフィルターに、ファンとヒーターを使い温風を当てて、気化させる物です。
ドライヤーの温風で洗濯物を乾かすイメージです。
【加湿器】の選び方と目安
部屋の広さに応じて、最大加湿量(室温20度、湿度約50%で1時間当りに放出できる最大数量)の目安が決まっているので、それによって選ぶ方法をご紹介します。
(1)部屋の大きさに応じて最大加湿量を選ぼう
- 洋室6畳の場合=最大加湿量が、1時間に200ml
- 和室3畳の場合=最大加湿量が、1時間に200ml
- 洋室8畳の場合=最大加湿量が、1時間に300ml
- 和室5畳の場合=最大加湿量が、1時間に300ml
- 洋室11畳の場合=最大加湿量が、1時間に400ml
- 和室7畳の場合=最大加湿量が、1時間に400ml
(2)【加湿器】タンク容量の選び方
最大加湿量からタンクの容量の目安がわかりますのでそれによって選ぶ方法。
- 最大加湿量200mlで2時間使用=使用水量400ml
- 最大加湿量200mlで6時間使用=使用水量1.2l
- 最大加湿量200mlで10時間使用=使用水量2.0l
- 最大加湿量300mlで2時間使用=使用水量600ml
- 最大加湿量300mlで6時間使用=使用水量1.8l
- 最大加湿量300mlで10時間使用=使用水量3.0l
- 最大加湿量400mlで2時間使用=使用水量800ml
- 最大加湿量400mlで6時間使用=使用水量2.4l
- 最大加湿量400mlで10時間使用=使用水量4.0l
例えばですが、

洋室8畳の部屋で、連続して6時間ぐらい使いたい!
という方であれば、
- 最大加湿量=300ml
- タンク容量=1,8ml
のものを選ぶのがコツです。
【加湿器】種類によるメリット・デメリットから選ぶ方法
先ほど4種類の加湿器があることを説明しましたが、もちろん種類によってメリット・デメリットがありますので、参考にしてみてください。
4種類の加湿器のメリット・デメリット
①スチーム式加湿器
- 本体価格が安い、雑菌を放出しない。
- 電気代がかかり、吹き出し口が熱くなる。掃除が大変。
②超音波式加湿器
- 本体も比較的安く、電気代が安い。デザイン性が良く、除菌水などを入れる事ができる。
- まわりの家具などを濡らし、白い粉がついたりする。雑菌などが残っているとそのまま放出される。
③気化式加湿器
- 電気代が安く、雑菌を放出しにくい。吹き出し口が熱くならない。
- 大型で、運転時の音がうるさい。
④ハイブリット式加湿器
- 加湿が早く、雑菌を放出しにくい。吹き出し口が熱くならない。
- 本体価格が高く、電気代もかかる。
【加湿器】効果的な置き場所・高さを伝授
加湿器の効果的な置き場所をご存知でしょうか?

置く場所で加湿器の効果って変わるの?
と思った方は注意。
高さや置く場所を気をつけることで、効果が変わってきます。
加湿器を置く最適な場所
結論から言うと、
部屋の真ん中に置く
のが効果的です。
部屋の真ん中は、温かい空気が集まっているからで、温かい空気と放出される水蒸気がうまく混じりやすく、湿度を保つことができます。
また、部屋の隅に置くと、部屋全体の湿度が保てないので、置かない方がいいでしょう。
加湿器を置く効果的な高さ
ある程度の
高さがある場所に置く
と加湿器の効果が発揮されます。
温かい空気は、上に行くため、温かい空気のある上の方に置くと、空気と放出される水蒸気がうまく混じりやすく、湿度を保つことができます。
また、下に置くと水蒸気がそのまま水滴となり、床などを濡らしてしまうので置かない方がいいでしょう。
【加湿器】効果的な場所・高さ・種類・選び方|まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は加湿器の選び方や種類、効果的な配置場所と高さをご紹介しました。
「加湿器」は、風邪やインフルエンザの予防、肌の乾燥を防ぐなど、乾燥した冬には、欠かせない存在となりました。
環境問題が、叫ばれている現在、それに合わせて「加湿器」は、進化していくでしょう。
その進化が、人と環境にやさしい進化であることを願います。
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