ハンドメイドがかなり上達してくれば、周囲の人たちに「販売」を進められますがそこで大切になってくるのが
- ハンドメイド作品の写真撮影
です。
何も考えず真上から撮影するだけでは、のっぺりした写真に…。
今回は、ハンドメイドの撮影方法や作品を綺麗に写すコツや、スマートフォンでもできるのかをご紹介します。
ハンドメイドの撮影方法とは?
ハンドメイドの撮影方法とは、どのようなものなのかをご紹介します。
ハンドメイド作家になって作品販売を考え始めると、様々な販売方法を考えますよね。
- インターネット販売
- 委託販売
- バザーやイベントへの出店販売
など、様々な販売方法があります。
委託販売やバザー・イベント販売をする場合には、撮影は必要ありません。
ですが、インターネット販売を行う場合は、写真撮影が必須となります。
理由は簡単で「写真をサイトにのせないと、作品を見ることができないから」です。
例えば、文章だけで作品を説明したとしましょう。
あなたは「桜型のつまみ細工」を、販売サイトにアップしようと考えています。
そのための説明文を考えて書きました。
【商品説明文】
- ピンクの桜をかたどったつまみ細工のアクセサリーです
- 花弁は「白色が2枚」「薄いピンク色が3枚」、葉っぱに緑色の布を使っています
- 真ん中には「ピンクパールのビーズを6個」飾っています
- 飾り部分だけです
- サイズは〇㎝×〇㎝
- ブローチなどに加工可能
という内容です。
これだけで、その商品を想像することは難しいですよね。
なかには「文章を読むのが面倒」という人もいるかもしれません。
そんな面倒を解消するには商品を写真撮影して、作品の写真を掲載するだけで、長々とした説明文を書く必要が無くなります。
写真を掲載すると、下記のようにシンプルな説明文になります。
【写真がある場合の、商品説明文】
- 飾り部分だけです
- サイズは〇㎝×〇㎝
- ブローチなどに加工可能
- 胸元に飾ったり、鞄の飾りにも使用が可能です。
- 華やかさがプラスされますよ。
写真があるので、作品の形状を伝える必要がありません。
形状を伝えることは「写真(画像)」に任せて、どのような用途に使えるかを、アピールするために説明文を使いましょう。
というように、ハンドメイド作品をインターネット販売する場合は、作品の写真撮影は必要なのです。
ハンドメイドの撮影方法!作品を綺麗に写すコツ!
ハンドメイドの撮影方法で、作品を綺麗に写すコツをご紹介します。
ハンドメイド作品を、写真撮影しないといけないことは、ハンドメイド作家さんに取ってはちょっと手間かもしれません。
ですが、ほんのちょっとのコツを抑えておけば、撮影も難しいことではないのですよ。
これから、ハンドメイド作品の撮影のコツをご紹介していきます。
ハンドメイドの撮影方法!作品を綺麗に写すコツ「自然光を利用する」
ハンドメイド作品を写真撮影する時に

機材を揃えなきゃ!
と、慌てて機材を用意する人もいらっしゃいます。
ハンドメイド作品の写真撮影のコツをつかんで「これよりももっと綺麗な写真を撮りたい」と、思う場合ならステップアップとして、ライト(照明機材)を購入してもいいと思います。
ですが、これから作品を販売しょうと思っている「初心者」の場合は、それだけのお金が必要になってきますが、機材をそろえるのは大変じゃないですか?
最初の内は、そんなお金を用意することも大変ですよね。
ですから、ここは自然の力を利用して撮影をしてみましょう。
自然の光を利用した、撮影方法をご紹介します。
※必要な機材は、次の項目でご紹介しますね。
【撮影方法】
- 天気の良い日の、お昼の時間に撮影をする
- 部屋の電気(室内灯)を消す
- 白い紙を、日の当たる床や机の上に置く(窓際がベスト)
- 白い紙の上に作品を乗せる
- 太陽の光と、正面に向かい合うように立ち、作品の真上から撮影をする
- ピントを作品に合わせる
- 作品の影が気になる場合は、太陽の光と正面に向かい合う位置に「レフ板」を立てる
【撮影時の注意】
- 室内灯を付けたまま撮影すると、自分の影が商品にかぶさるようになってしまうため、室内灯は必ず消しておきましょう
- カーテンは開けておく(レースカーテンの柄の影が映るかもしれないので)
- 作品が「透明・白色」の場合は、床に敷く「白い紙」を、黒や灰色の紙に変更してください
- 必ず、ピントを作品に合わせて撮影する
アプリで色味の加工もできますが、まずは自然の力を借りて撮影してみましょう。
ちなみにこの下の写真は、上記の撮影方法でカーテンをした状態で写した画像です。
そして、次の画像がカーテンを開けて撮影した写真です。
同じ時間に、同じ角度で撮影しました。
加工も、サイズ調整のトリミングをしているだけです。
レフ板代わりの白い画用紙が無かったので、下の方に影が入り込んでいますが(^^;
カーテンのあるなしだけでも、これだけ色の印象が違います。
自然光を利用して、綺麗な写真を撮れるように、コツをつかんで頑張っていきましょう。
次に、撮影に使った機材(材料)を、紹介していきますね。
ハンドメイドの撮影方法!作品を綺麗に写すコツ「必要な撮影機材」
ライト(照明機材)を用意しなくても、自然の光を利用して撮影することは可能です。
良く晴れたお昼の時間を狙って、窓際で撮影を行えば、照明機材もいらないですよ。
これから、撮影する時に用意するものをご紹介しますね。
【撮影するための材料】
- カメラ
- 白い紙(床に敷く用)
- 白い画用紙(レフ板として使う)
- 作品
とりあえず、これだけあれば大丈夫です。
撮影のコツをつかんで、他にも小物を使いたい場合は、その時に用意しましょう。
他の小物と一緒に作品を写すときは
- ピントを必ず作品に合わせること
に、注意してくださいね。
ハンドメイドの撮影方法!スマートフォンでもできる?
ハンドメイドの撮影方法で、スマートフォンでもできるのかをご紹介します。
写真撮影と言うと、一眼レフやミラーレス一眼を想像してしまう人も多いかもしれません。
プロのカメラマンなら必要ですが、そうでない場合は、一眼レフやミラーレス一眼は必要ありません。
スマートフォンは、カメラも高性能なので、ハンドメイド作品の写真撮影は、スマートフォンカメラでも十分に綺麗に写すことができますよ。
ちなみに、上記で「カーテンのありなし」の画像を紹介していますが、その写真は「iPhone8」で撮影した画像です。
数年前に発売された古い機種ですが、問題なく撮れていると思いませんか?
撮影の方法は、上記で紹介した撮影方法と全く同じです。
一つだけ注意することは、ブレないように
- 脇をしっかり締めて撮影すること
ですね。
スマートフォンでの撮影は、スマートフォンを作品に寄せて撮影してしまうかもしれませんが、スマホのズーム機能を使って近寄るようにしてください。
スマホは、手軽にピント合わせができるので、ピントを必ず合わせて撮影するようにしてくださいね。
ただ、撮影する時に「ついブレてしまう」という人は、三脚を用意した方がいいかもしれません(^^;
ハンドメイドの撮影方法|まとめ
今回は、ハンドメイドの撮影方法とは、作品を綺麗に写すコツや、スマートフォンでもできるのかをご紹介しました。
ハンドメイトマーケットに作品を出品する時に、必ず写真は必要です。
ですが、どのように写真を取ればいいのか、悩むこともあると思います。
まずは身近にあるものを利用して、撮影してみて下さい。
今回紹介した撮影方法で写した写真と、何も考えずに写した写真は全く違うことがわかると思います。
その違いを、最初にぜひ試してみて下さいね。
コツを掴んで撮影すれば、初めての撮影もなんとかなりますよ(^^)
スマートフォンのカメラでも、キレイに撮影ができるので、しばらくはスマホカメラで頑張ってみて下さいね。
ハンドメイド作品の販売が軌道にのり、余裕が出来たら、次のステップを考えてみてもいいと思いますよ。
そしてキレイな画像で、作品の良さをアピールしていきましょう。
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