
「スノーボードを始めたいけど、どんな板を買ったらいいのか分からない」

「今まではレンタルボードだったど、今シーズンはマイボードが欲しい!」
こんな方の為に、今回は初心者向けのスノーボード板の選び方をご紹介。
他にも、長さ、硬さ、形状など、初心者におすすめな板をスノーボードの現役インストラクターの私が解説します。
板の形状【初心者のスノーボード板選び方】
実はスノーボードに使用する板には様々な形があるんです!
まずはそれぞれの形状と特徴について、簡単に学んでおきましょう。
キャンバー
キャンバーとは板を横から見て、中心から外側にかけて弓なり状に反っている形状のことを指します。
昔から存在し、世界中でも使用されるオーソドックスな形状です。
「結局キャンバーだよね~」と言う上級者は結構います 笑
キャンバーの特徴
- 反発が一番得られる形状
- 有効エッジ(雪面に着くエッジの範囲)が長く、ターンが安定する
- 逆エッジをくらいやすい
- パウダースノーでは刺さりやすい
キャンバーが反発を一番得られるワケは、反発を生みだすために必要な板のたわみが一番大きいからなんです。
なので反発と安定性が重要なキッカーやカービング愛好者、高回転を狙ったり高速域でのグラトリを好む人はキャンバーボードをよく使用しています。
ロッカー
ロッカーは中心から外側へ反り上がった形状のことを指します。キャンバーと同じく、オーソドックスな形状です。
ロッカーの特徴
- 逆エッジになりにくい
- パウダースノーでの浮力が一番得やすい
- プレスをかけやすい
- 反発が弱い
- 有効エッジが短いので、高速域でのターンが安定しない
キャンバーボードの特徴と正反対ですよね 笑
有効エッジが短いのでエッジの引っ掛かりが少なく、外側に重心を乗せやすいのでプレス系のトリックがやりやすいです。
低速でおこなうグラトリや、レールやボックスなどのアイテムの上を滑るジブに向いている形状です。
また構造上パウダースノーに対して浮きやすいので、パウダーボードはほとんどがロッカーです。
ダブルキャンバー
最近登場した新たな形状がこのダブルキャンバーです。板の中心をロッカーにし、両足の下がキャンバーという構造です。
メーカーによってはハイブリッドキャンバーと呼んだりもしています。
ダブルキャンバーの特徴
- 反発を生かしたトリックやターンが可能
- パウダースノーでの浮力が得やすい
- 逆エッジになりにくい
- キャンバーやロッカーと比べると、特化していない
ダブルキャンバーは、キャンバーとロッカーどちらも取り入れたいいとこ取りな形状です。
ある程度の反発があり、パウダーでもしっかりと浮きます。
その反面、反発力はキャンバーほどではなく、浮力もロッカーほど無いので、どっちつかずの器用貧乏な形状ともいえます。
また、板の反発に必要なたわみが減っていく現象「へたり」が、キャンバーボードより早いと言われています。
低中速域でおこなうグラトリや、板一本でカービングもパウダーもやりたい人に向いている形状です。
板の硬さ【初心者のスノーボード板選び方】
板の硬さは各メーカー、各モデルによって様々です。
1~10までのフレックスレベルで表され、数字が小さいほど柔らかいことになります。
初心者の方は、フレックスレベル1~4の柔らかい板がオススメです!
柔らかい板は低速での操作がやりやすく、安全にターンの感覚やエッジ操作を覚えていけるからです。
板の長さ【初心者のスノーボード板選び方】
パウダーボード以外は、快適な板の長さは身長によってだいたい決まっています。
板を選ぶ時の身長の目安
- 身長170cm以上 = 身長-15~20cm
- 身長160cm~170cm = 身長-10~15cm
- 身長160cm以下 = 身長-10cm前後
この範囲さえ守れば長さは問題なし!
例えば身長165cmで板が150cmと155cmのモデルで迷っている場合、
短い板ほど取り回しがしやすく
長いほど安定性がある
と覚えておきましょう。あとは好みです!
【初心者の板選び】おすすめ形状はキャンパー?ロッカー?
ここまで板の形状、硬さ、長さについてご紹介しました。
結論から言いますと、初心者の方はキャンバーで、柔らかくて、長さが適切な板を選べば確実に快適なスノーボードライフをおくれます!
キャンバーボードは、エッジ操作に慣れないうちは逆エッジをくらい、痛い思いをすることでしょう 笑
しかし、はじめにロッカーやダブルキャンバーに乗ってしまうと、雑なエッジ操作でも意外といけてしまうので、後々シビアなエッジ操作が求められるキッカーやジブ、基本のカービングで必ず苦労します!
長い目で見るとキャンパーボードがおすすめ
なので、初めは大変かもしれませんが、長い目で見るとキャンバーボードへ最初に乗ることが、1番の上達への近道なのです!!
【初心者必見】スノーボードの板の選び方|まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はスノーボード初心者が参考になるように板の選び方をご紹介しました。
形状や長さ、硬さなど自分にあったものをチョイスしてくださいね。
是非参考にしていただけると幸いです。
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