骨の働きは、大まかにいうと3つあります。
- 身体を支える
- 脳や心臓など重要な内臓や器官を守る。
- 骨の内部(骨髄)で血液を作る。
生きていくのに重要なことばかりです、
その骨を作っているのはカルシウムです。
健康と美容に関係してどのくらい大切なのかご紹介していきます。
40代で髪パサパサ?カルシウム不足で髪がパサつき乾燥肌になる
- 疲れやすく不調に感じることはありませんか?
- 中年になって代謝が落ちたからと言って極端に食事を減らしていませんか?
- 夏バテだからと口当たりの良いものや冷たいものばかりを食べていませんか?
きちんと食事から必要な量のカルシウムが、十分に摂れていないことが原因かもしれません。
私たち成人女性の中で、60%位がカルシウムの必要量をきちんと摂取できていません。
カルシウムが不足すると骨粗鬆症になることは有名ですが、それ以外にもいろいろあります。
- 高血圧
- 動脈硬化
- 情緒不安定
- 疲労感
- 髪や肌のパサつき
などが起きると言われています。
カルシウムの働きが、骨を作ることだけでなく血管などの細胞にも大きな影響を与えるためです。
カルシウムは骨から不足分を補給する?
身体に含まれるカルシウムは、99%が歯や骨に存在しています。
骨の成分中、約80%がリン酸カルシウムなどの無機成分です。
約20%が有機成分で、その約9割が有名なコラーゲンです。
骨や歯の99%以外でカルシウムが存在する残りの1%はどこにあるのでしょうか?
カルシウムイオンとして血液凝固や筋肉収縮や神経伝達として働きます。
この1%が実は、私達の生きていく中でとても重要な働きをしています。
通常、血液中のカルシウムイオン濃度は一定に保たれています。
生命にかかわる重要な心臓の筋肉や脳の神経細胞の働きをコントロールしているからです。
もし食事からのカルシウム摂取が不足しても、本当に必要なので体が自分で骨からカルシウムを補います。
だからこそ、毎日きちんとカルシウムを摂取しないといけないのです。
カルシウム不足が高血圧や動脈硬化を招く原因
どんどん骨からの供給量が増加して、血液中のカルシウム濃度が上がってきてしまいます。
カルシウム不足が高血圧の原因になる血液中のカルシウム濃度が高くなるとどうなると思いますか?
カルシウムは、血管壁に取り込まれて血管を収縮させるので血液の流れが悪くなります。
血液がうまく流れないと、心臓は頑張って強い力で血液を送り出そうと圧力を高めます。
それが、高血圧の原因です。
さらに、動脈硬化を招く原因にもなります。
血管壁にカルシウムが取り込まれることで血管壁が固くなり、血管の内側が傷つきやすくなります。
傷ができると、コレステロールが付着しやすくなり血管がもろくなってしまいます。
カルシウムを摂ることでダイエット効果も発見?
きちんとカルシウムを摂った場合、良い事は沢山あります。
最近の研究では、乳製品中のカルシウム成分に体重を調節する働きがある可能性が、報告されています。
1%のカルシウムイオンが働く役目である神経伝達の役割では、脂肪合成や脂肪分解に関わる情報を伝達します。
カルシウムが不足すると脂肪分解の情報を伝達できないので、体脂肪が増加する可能性があるのです。
乳製品のカルシウムが、ロイシンというアミノ酸や乳清タンパク質と相乗効果で体重を調節する報告もあります。
牛乳などの乳製品からカルシウムを摂ることは、より効果的なカルシウム摂取方法かもしれません。
カルシウム不足にならないように吸収力を高めるビタミンDを一緒に摂る
日本人に必要とされるカルシウム所要量は、成人の場合、1日あたり600mgです。
慢性的不足で、国民栄養調査では平均摂取量は546mgでした。(第6次改定・日本人の栄養所要量)
日本人が普段飲んでいる水に含まれているカルシウム含有量が、諸外国に比べて少ない事が起因しています。
意識して、体内での吸収率が良い牛乳やカルシウムの多い食品を食事から摂取する必要があります。
カルシウム吸収力を高めるビタミンD、Kを含む青魚類やキノコ、納豆を意識的に摂ることも大切です。
さらに、ウォーキングなどで毎日10分程度の太陽浴と骨に負荷をかける運動をする必要もあります。
吸収を妨げるインスタント食品やスナック菓子、コーヒーのカフェインなどの摂取に注意することも重要です。
カルシウムの吸収率は子供と大人は違う
カルシウムの吸収率は成長期、次に妊婦は胎児に必要なので高くそれ以外は加齢とともに下がっていきます。
成長期の子供時代に蓄えたカルシウムがその後の人生に関わってくるので将来のために備えてほしいです。
吸収率が悪くても、骨は常に代謝しているのでカルシウムを含んだ食事を意識して摂ることは必要です。
40代で髪パサパサ!カルシウムでアンチエイジング|まとめ
いかがでしたか?
カルシウムがとても重要な働きをしていることが良くわかりました。
更年期症状や骨粗鬆症予防にカルシウムを一生懸命摂っていた事が、高血圧や動脈硬化予防にもなっていました。
ヨーグルトやチーズなどと偏らないで、小魚や野菜大豆製品からもバランスよく摂取していこうと思います。
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