ゆずといえば・・・
といわれたら柚子胡椒や九州地方のグルメを連想しませんか?
実はゆずが盛んに生産されているのは九州地方ではなく、
- 四国地方の高知県
なんです。
今回は、高知県の【ゆず】についてご紹介していきます。
高知県は【ゆず】の生産量が日本一
高知県は秋の味覚、
ゆずの生産量日本一
で、生産量全体の半数を占めています。
高知県のゆずももちろん柚子胡椒にも加工されますが、それ以外に
- ぽん酢
- ジュース
- ゆず味噌
などにも加工され、全国に出荷されています。
生産量が多いので、高知県では県内各地でゆずが栽培されており、高知県内の産地としては馬路村が有名です。
馬路村は、
- ゆずを使った村おこしに成功した村
で、ゆずそのものだけでなく、ゆずを加工したジュースなども多く販売しています。
しかし、高知県にはその他にもゆずの産地がたくさんあります。
高知県内のゆずの産地と、ゆずに関わるお祭りやおすすめの加工品をご紹介します。
1、北川村
高知県の右側に位置する北川村は、人口1400人ほどの村です。
北川村はその総面積の95%が森林という自然豊かな村で、中岡慎太郎の生まれた土地として有名です。
中岡慎太郎は、高知県出身で有名な坂本龍馬とともに薩長同盟を成立させた人物で、京都の近江屋で坂本龍馬とともに暗殺されました。
そんな中岡慎太郎は、北川村で塩の代わりとしてゆずの栽培を推奨しました。
北川村ではそのことにちなみ、
- 「中岡慎太郎とゆずの郷祭り」
が秋に開催されています。
祭りでは
- ゆずの収穫体験
- ゆずサイダーの早飲みコンテスト
などが行われ、高知県で有名なよさこいも見ることができます。
祭りには第1会場と第2会場があり、多くのイベントは第1会場である「北川村モネの庭マルモッタン駐車場」で行われます。
モネの庭マルモッタンとは、クロードモネの愛した庭や地中海の風景を再現した庭がみられる場所です。
クロードモネは、
などの絵画で有名な画家です。
フランスからも公認されている、モネの庭マルモッタンにもぜひ足を運んでみてください。
2、安芸市
安芸市は高知県東部にあり、太平洋に面した山も海もある街で、阪神タイガースのキャンプ地にもなっています。
そんな安芸市では
- 「早摘みゆず収穫祭」
が開催されます。
開催時期は10月下旬ごろです。
祭りの名前になっている早摘みゆずとは、10月後半の2週間の間に収穫されたゆずの音を指し、
- 普通のゆずよりも香りが強い
のが特徴です。
祭りでは蛇口の付いた大きなゆずが設置され、蛇口をひねると無料でゆずジュースが飲めます。
また、100円でトラックの荷台に積まれたゆずを詰める、
- ゆず詰め放題のイベント
が行われたり、安芸市のゆずを使ったグルメを味わえたりします。
さらに、工場見学やゆずの足湯、手絞り体験などは無料で参加できます。
祭りの会場は土佐くろしお鉄道の安芸駅から近く、駐車場の数に限りがあることから、公共交通機関でのアクセスが推奨されています。
電車に乗って秋の味覚を楽しみに安芸市を訪れるのも楽しいですよ。
おすすめの【ゆず】加工品
ゆずを加工したジュースやぽん酢は様々ありますが、今回は馬路村の商品に絞りました。
馬路村はゆずの加工に力を入れているだけあって、加工した商品数がとても多いです。
中でもおすすめの飲料と化粧品をご紹介します。
①6倍希釈ゆず飲料ゆーず
馬路村で生産されているこの商品は、
- ゆず
- はちみつ
だけで作られており、希釈して使います。
普通に水で割るのももちろんおいしいですが、焼酎で割ったり炭酸も加えて酎ハイにしたりすると、更においしく味わえます。
アルコールではなく、冷やした炭酸で割って夏に飲むとすっきりしますし、お湯で割ってゆっくり冬に味わうと喉にも優しくほっこりしますよ。
②ゆず化粧品umaji
ゆずの成分は肌によく、シミを予防したりや肌にハリを与える効果があるとされています。
こだわって生産された馬路村のゆずを使った化粧品は、ゆずの種由来の物や花油や皮油由来のものなど多くのラインナップがあります。
公式ホームページから無料サンプルの申し込みもできますから、自分の肌に合った化粧品を見つけてみてくださいね。
高知県の【ゆず】生産地とお祭り|まとめ
いかがだったでしょうか。
高知県にはゆずに関する祭りが開催され、現地でしかできない体験が多く用意されています。
無料のシャトルバスの運行など、アクセスしやすくなっていますから、秋の行楽シーズンには高知県を訪れて、ゆずを楽しんで見ては?