夏休みの宿題【自由研究】のテーマ・ネタ選びに困っていませんか?
「自由研究」は悩みの種な子は多いと思います。
そこで今回は進め方のコツをご紹介していきます。
題材選びから一つずつ順序立ていく方法を解説していきます。
【自由研究】進め方のコツ|テーマの選定
自由研究、まずは進め方のこつです。
きっかけを見つけ、テーマを決めることからはじめます。
そのあとは、自分に合った調べ方で調べていきましょう。
自由研究に苦手意識が合っても、順序良くしていけば、できるものなのです。
自由研究のテーマを決めよう
「なぜ?」
と思ったことや、
「~したい!」
と思ったことを「きっかけ」にテーマを決めましょう。
テーマが決まったら具体的にしていきます。
テーマが決まらない?まずはきっかけを探そう
きっかけは、好きなこと・身近なこと・最近見たり聞いたりしたこと・自由研究のWebサイトや本で…などとありますね。
好きなことは、
など、普段の生活の中で、自分が好きだと思っていることや、興味を持っていることが、自由研究の題材として取り上げられそうかどうかを考えてみてくださいね。
好きなことなら、どんどん深く調べたくなって、
自由研究って楽しい
と思えるでしょう。
身近なことは、家の中や通学路など、身近なところで見かけて、不思議に思ったことや、気になったことはないか考えてみてくださいね。
例えば、
- 「家の中でいちばんすずしく過ごせる場所はどこ?」
とか、
- 「木の上に鳥が巣をつくっていた。あの鳥は何という種類だろう?」
とか、どんな小さなことでもいいんです。
疑問に思ったことが、自由研究の題材になります。
最近見たり聞いたりしたことなら、テレビや本で、見たり読んだりしたこと。
家族や友達、近所の人から聞いたこと。
そのなかに、もっと知りたい!
と思ったことを題材にしましょう。
- 「南極にはどんな生き物がいるの?」
- 「銀行にお金を預けると、利子がつくのはなぜ?」
など、地球の自然や、世の中の仕組みなど、大きな題材に取り組むのもおもしろいと思います。
自由研究のWebサイトや本がたくさんありますよ。
それらの中から題材を選ぶのもいいですよね。
全く気づかなかった題材を見つけられるかもしれません。
テーマを具体的にしていこう
テーマを決めるには、調べたいことを具体的にしていきましょう。
問題がないかもチェックしてくださいね。
きっかけから、その題材の何について研究するのかを考えて具体的にしていきましょう。
調べたいことを具体的に
調べることを具体的に決めていくと、しっかりしたテーマになります。
例えば、「月」について調べるのなら、
- 「月の満ち欠けについて」
- 「月の見える位置について」
- 「月に生き物は住めるだろうか?」
など、月の何について調べるのか考えましょう。
そして、問題がないかをチェックします。
そのテーマが自由研究にふさわしいものかどうか、無理なくできるものかどうかのチェックです。
例えば
「雪男はいるのか?」
みたいに、結論が出そうにないものはさけたほうがいいですね。
時間やお金がかかりすぎるのも、危険な実験になるものもやめておきましょう。
【自由研究】進め方のコツ|調べていこう
実験や観察などを進めるための準備をしましょう。
正しいデータを手に入れるためには、いろいろと気をつけなければいけないことがあります。
準備をしよう
本で下調べ・Webサイトで下調べしよう・調べることや調べ方を考えよう・計画を立てよう・道具などを準備しよう・記録のしかたを考えよう・結果を予想しようなどの準備をします。
学校の図書室や地域の図書館などに行き、本で下調べをしましょう。
調べるための方法や、気をつけるポイントが見つかるはずです。
下調べをするには、Webサイトも便利。書いてある内容が信用できる会社や団体、その分野で有名な学者などのサイトを調べると良いでしょう。
サイトによって間違った情報や古い情報も混じっているので、いくつかのサイトを比べたり、本で確認したりすることも忘れずに。
テーマについて、何をどのように調べたらいいかを考えましょう。
まとめ方のイメージをだいたい決めてから調べ始めるのがポイント。
調べるために必要なものの準備、調べる期間、まとめに必要な時間を考えて、計画を立てましょう。
植物の成長などは時間がかかるので、余裕のある計画をたてることが大切ですよ。
失敗することもよくあるので、その時間も考えておくことも大事です。
実験や観察、調査などにどのような道具や材料が必要か考え、準備をしましょう。
筆記用具やカメラなど、結果を記録するために必要な道具も忘れないようにします。
実験や観察などでは、正確に記録することが大切です。
そのためにも、記録する内容をしっかり決めておくのがポイント。
気温や天気など、直接、関係なさそうなことも記録しておくと、あとで役に立つかもしれません。
また、気がついたことをメモできる専用ノートがあるといいですね。
実験や観察では、結果がどうなるかを予想すること(仮説を立てること)も大切。
その予想が正しいかどうかを調べるように進めると、研究がスムーズに進められますね。
【自由研究】進め方のコツ|正しい結論を導き出そう
実験や観察、調査などで正しい結論を導き出すには、その根拠になるデータが正しくないといけません。
正しいデータを手に入れるために、いろいろと気をつけなければならないことがあります。
という感じですね。
実験・観察のポイントは、
しらべ学習のポイントは、
です。
正しいデータを手に入れるために
ここからは、上にあげた内容を具体的に説明していきます。
失敗は当たり前
実験や観察、調査のどれでも、思ったとおりにスムーズに進むことはめったにありません。
「失敗するのは当たり前」
というくらいの気持ちで取り組みましょう。
失敗したときは、どうして失敗したのかを考えると研究が深まります。
また、どうしてもうまくいかないときは、テーマを変えてもかまわないと思います。
デジタルカメラやビデオを利用しましょう
デジタルカメラやビデオを使うと、すばやく正確に記録できます。
あとでゆっくりとふり返ることもできますよ。
ただし、うっかりすると、写真や動画の内容とメモした記録がばらばらになってしまうことがあります。
そうならないように同じ番号や日付などをつけて、きちんと整理しておくことがおすすめ。
更に調べよう
思ってもいなかった結果が出て、新しい疑問が生まれたら、それを解決するためには、どうしたらよいかを考え、時間がある限り調べてみましょう。
研究の内容やテーマに対する理解がどんどん深まっていきますよ。
時間切れになったとしても、次の年に引き続き研究してもいいですね。
テーマの決定に悩まないですみます。
データは公正に扱いましょう
自分が予想した結果に合わないからといって、勝手にデータを書き換えてしまったり、都合のいいデータだけを残したりしては、絶対にいけません。
予想とちがう結果になったのは、予想のほうがちがっていたからで、それはなぜかを考え、確かめることが研究なのです。
実験・観察
実験・観察におけるポイントを解説していきます。
実験・観察は繰り返しましょう
実験や観察は、できるだけくり返しやってみましょう。
1回だけでは、偶然そういう結果になったのか、正しい結果だったのかはっきりしません。
何回かくり返しても同じ結果になれば、その結果は正しいと考えられます。
何回か試すことで、その平均値をデータにすることもできますよ。
実験・観察は変える条件は1つだけです。
条件を変えて結果を比べる実験では、変える条件は1つだけにすることです。
例えば、「氷のとけ方比べ」なら、「そのままの氷」と「紙でつつんだ氷」のように、変える条件を1つだけにして比べるとよいでしょう。
氷の大きさや氷を置く器、室温など、ほかの条件が変わってしまうと、正しく比べることができません。
いろいろな条件で実験したい場合でも、条件は1つずつ変えていきましょうね。
観察は続けることが大事
実験や観察などでは、正確に記録することが大切です。
そのためにも、記録する内容をしっかりと決めておくことです。
気温や天気など、直接、関係なさそうなことも記録しておくと、あとで役に立つかもしれません。
また、気がついたことをメモできる専用ノートがあるといいですね。
後片付けもきちんとしましょう
実験や観察中の道具などを置いたままにしておく場合は、家族がまちがって口に入れたりしないように、前もって知らせておくことです。
また、実験や観察が終わったら、すぐにかたづけ、きれいにそうじしましょう。
安全に気をつけましょう
実験をするときは、危険なことがないように気をつけましょう。
実験や観察に使った食べ物などは、絶対に口に入れないこと。
実験などで、夜外出したり、海や川、山など、危険なことがあるかもしれない場所に行くときは、必ず大人といっしょに出かけるようにし、絶対に無理をしないようにしましょう。
調べ学習
ここからは、調べ学習におけるポイントをご紹介していきます。
参考にしてみてください。
アンケートはわかりやすく
アンケート調査をするときは、何を調べたいのかをはっきりさせ、その
目的に合った質問項目
を考えましょう。
答える人が答えにくい質問や、答えがあいまいになってしまう質問にならないように気をつけることが大事です。
また、項目が多過ぎると、答えるのも集計するのも大変だから、項目は必要最小限にするのがいいですね。
正しいインタビューのしかた
話を聞く場合は、前もって自分の名前を伝え、話を聞きたいことを先に伝えておくと、当日はスムーズにいきます。
必ずメモをとること。
録音できる機械があれば持っていくといいであすね。
終わったら、しっかりとお礼を言いましょう。
統計資料は新しいものを
統計資料は、図書館や役所のWebサイトなどで調べてみましょう。
調査にふさわしいものかどうかを確かめて、できるだけ新しい資料を使うようにします。
博物館などを利用しよう
博物館や歴史資料館、科学館、企業のPR館などには、たくさんの展示があるほか、くわしい資料がそろっていることが多いので、有効に利用しましょう。
学芸員や係の人に話を聞くのもいいですよ。
パンフレットは2部あるといい
実博物館などにあるパンフレットは、できれば2部ずつもらっておくとよいです。
1部は調べるときの資料として、もう1部はまとめ用に。
必要なところを切り取ってはることができますね。
そのほかにも資料があれば、もらっておくと、いろいろな使い道があって便利。
【自由研究】進め方のコツ|まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は自由研究の進め方のコツをご紹介しました。
自由研究を上手に進めるために、全体の流れを確認することからはじめましょう。
ステップを知っておくと途中で迷いません。
今回は「テーマを決める」「調べてみる」にしぼり、進め方のこつをみてきました。
少しでも「やってみよう!」「できるかもしれない」と思ってもらえたら嬉しいです。
あわせて読みたい:
夏休みの【自由研究】書き方とまとめ方!上手にまとめるコツを解説します

【夏休み】自由研究や宿題をしない小学生にやる気を出させる方法は?やる意味や家猫の観察でもいい?

【低学年・高学年別】おすすめ長編児童書3選!子供が夏休みに読むべき本
