読書、好きですか?
様々なジャンルがありますが、特にファンタジーは大人から子どもまで幅広く楽しめて、ファンの多いジャンルです。
最近ではWeb上で読める小説や電子書籍など、場所を選ばずに読める本が増えてきていますが、長編小説になると時間がないとなかなか読めないこともありますよね。
時間のある夏休みやお盆休みにじっくり本を読んでみませんか?
そこで今回は、時間をかけて読みたい、長編ファンタジー小説をご紹介します。
1.J・K・ローリング『ハリーポッター』シリーズ
これを知らない人はいない
というくらい有名な長編ファンタジー、ハリーポッターシリーズ。
全部で八巻ある、イギリスの魔法学校を舞台にした作品です。
丸眼鏡でおなじみの主人公ハリーが11歳から7年間、ホグワーツという魔法学校に通い、友人とともに最大の敵ヴォルデモートに立ち向かうというストーリーです。
とても有名な作品で、映画で見たことのある方も多いかと思いますが、映画ではカットされた部分も多いため、ぜひ読んだことがない方は読んでみてください。
読んでいくと矛盾を感じる部分や、翻訳によって原作と印象が変わってしまっている部分などもあり賛否両論ある作品ですが、ファンタジー入門として読んでみるのにおすすめな作品です。
2.ミシェル・ペイヴァー『クロニクル千古の闇』シリーズ
全六巻の紀元前4000年の森が舞台のファンタジー作品です。
主人公の少年トラクが父親を失ってしまうところから物語は始まります。
トラクはオオカミのウルフを連れて精霊の山という場所を探して旅に出るのですが、道中様々な困難や敵が立ちはだかります。
呪いや魔術師などが登場しますが、舞台の太古の森や道中の食事シーンなどは現実に太古の森を見て書いたかのようなリアリティがあります。
魔法の力ですべてを解決するわけではない、現実味のあるファンタジー作品です。
また、表紙の酒井駒子さんの絵がとてもきれいなので、表紙を見てみるだけで読んでみようかという気分になるはずです。
3.メアリ・ホフマン『ストラヴァガンザ』シリーズ
全三巻からなる21世紀の現代と、16世紀のヴェネチアに似た架空都市ベレッツァが舞台のファンタジー。
全三巻なので長編ではない気がしますが、それぞれ一巻一巻が分厚いので内容としては長編です。
主人公は各巻で変わっていくのですが、最初の主人公はイギリス人のルシアンという少年です。
重い病で入院しているルシアンが、ふとしたことから眠っている間にストラヴァガントという時空を超えて旅をする方法を身に着け、別の世界での政治的陰謀に巻き込まれていくというストーリーです。
一巻で出てきたキャラクターが三巻でまた登場したりと、巻を越えてキャラクターが出てくるのがおすすめです。
2003年にA5版、2010年にB6版が小学館から出版されているのですが、2003年版の方が表紙がかっこいいです。
各巻500-700ページほどありますが、ぜひ2003年版を読んでみてください。
小学館からの出版ですが、子供向けというわけではなく、大人でも十分楽しめる作品です。
4.エリン・ハンター『ウォーリアーズ』シリーズ
動物好き、猫好きの方におすすめな、森に住む野生の猫たちが様々な部族に分かれて生きていく、という猫が主人公のファンタジーです。
このシリーズは第〇期、第一巻というように分かれていています。
現在日本語版は第一期から第四期まで各全六巻出版されているので、日本で出版されているだけでも24冊あるという超長編ファンタジーとなっています。
原作は第七期第一巻が2019年4月に発売されており、日本での刊行もまだまだ続くと思われます。
第一期第一巻の主人公は飼い猫のラスティーです。
飼い猫として何不自由ない生活を送っていましたが、森で野生の猫と戦ったことで猫たちの作る部族の一つ、サンダー族に所属することになり、ラスティーはファイヤポーという名前の猫として生きていきます。
ファイヤポーを中心に描かれる猫社会の情勢や猫同士の友情、恋愛など、ハラハラドキドキできる作品です。
アメリカで子供向けに出版された本ですが、読み応え抜群で大人が読んでもしっかり楽しめます。
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いかがだったでしょうか。
今回は大人が読んでもしっかり楽しめるファンタジー小説をお届けしました。
面白い小説ばかりですので、ぜひ長い休みをかけて読んでみてください。
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