あなたはひまわりと聞いて何を思い浮かべますか?
なんとなくイメージとしては
夏場の太陽の下で咲いている黄色い花
みたいなイメージがあると思います。
あわせてなんとなく
ひまわり=元気
みたいなイメージもありますよね。
老若男女に親しまれているひまわりですがどのような生態であるかご存知ですか?
今回はひまわりの生態についてご紹介します。
ひまわりとはどんな花なの?
ひまわりとはどんな花かと聞かれるとだいたいの人は、黄色い花と答えるのではないでしょうか。
それ以外に答えるとなるとなかなか難しいですよね。
ではひまわりの基本情報をご紹介します。
○ひまわりとは
ひまわりはキク科・ヒマワリ属に属する一年草で、高さは30cmくらいの小さいものから400cmのものすごく大きなものまであります。
一般的には大きく背が高いひまわりをイメージするかと思いますが、「ミニひまわり」と呼ばれる10cmしかない小さなひまわりもあります。
ひまわりの黄色い花びらは、花びらに種をつけない舌状花(ぜつじょうか)と呼ばるものです。
またよく種ができている茶色部分は菅状花(かんじょうか)と呼ばれていて、受粉をする事で種ができます。
この管状花も字のごとく花の部分であり、円の外側から内側に向かって順に開花します。
○ひまわりの名前の由来
ひまわりは漢字で書くと「向日葵」と書き、和名でもあります。
なぜこのような漢字なのかというと、ひまわりはずっと同じ方向を向いておらず、
太陽を追うように向きを変えていきます。
このような太陽を追う性質からこの和名になったという由来があります。
また海外でも太陽を象徴する花である事から「sunflower(サンフラワー)」と呼ばれています。
ひまわりは日本だけではなく、海外でも太陽を象徴とする名前て親しまれています。
名前でわかるようひまわりは太陽ととても関係が深い花なのですね。
なぜひまわりは太陽の方を向いているの?
名前からわかるようにひまわりは太陽を象徴する花だとわかりました。
由来のところで書いたようにひまわりきは太陽を追う性質があります。
実際に見た事がある人もいるかと思いますが、ひまわりは朝から晩まで太陽の方を向いています。
ではそれはなぜなのでしょうか?
花が太陽に向いているという一般的な認識ですが、実は花ではなくひまわりの茎が大きく関係しています。
なぜ茎なのかというと、茎にある成長ホルモンがひまわりの性質に関係しています。
この成長ホルモンは「オーキシン」という名前で、オーキシンと太陽の関係によってひまわりの性質があるようなものです。
なぜかというと、このオーキシンは太陽の光が当たらないほうに集まる特徴があり、この集まった濃度が高くなるほどひまわりは伸長します。
こういった事から太陽の光が当たらないほうの茎部分は、光が当たる方と比べると成長するのが早くなります。
このオーキシンの性質からひまわりの花は自然と太陽の方角に向かって咲くという事になります。
またこの性質はとても効率が良く、太陽に向かって咲く事で成長しているひまわりの葉にたくさん栄養素が作られます。
このようにたくさん栄養が作られる事から、ひまわりは太陽に向かって成長しているというような認識になるようです。
ひまわりの見頃と品種について
○ひまわりの見頃
ご存知の人も多いかもしれませんが、ひまわりの見頃は7月下旬から8月頃となっています。
開花時期は7月中旬~9月頃となっています。
これは天候や地域などによって気温差がある為、開花時期が地域によって異なるからです。
○ひまわりの品種
ひまわりは野生種や鑑賞用、食用のものの全て含めたら100種類以上の品種があると言われています。
その中でいくつか紹介します。
◇サンゴールド
鮮やかな濃いオレンジ色をしたひまわりです。
花びらは細かく、八重桜のような咲き方をするひまわりです。
◇テディベアー
サンゴールドと同じで、八重桜のように咲くひまわりです。色はオレンジが強い黄色で、まもこもこと丸っぽいフォルムからテディベアーのようだという事でこの名前がついたようです。
◇ミニヒマワリ
2cmほどにしか成長しない可愛らしいひまわりです。
花びらは黄色ですが、茎は茶褐色です。
一部の品種しか紹介していませんが、いろいろな色や大きさがあるのがわかりますね。どの品種も綺麗なのでぜひ探してみてください。
世界の絶景ひまわり畑
ひまわりは日本だけではなく、世界中で愛されています。
そして絶景のひまわり畑も世界中にあるのはご存知ですか?
そんな世界で愛されている絶景のひまわり畑をいくつか紹介します。
◇カンザス【アメリカ】
アメリカのカンザス州にあるひまわり畑です。なんとカンザス州の英訳は「The Sunflower State」となっています。そんなカンザス州はアメリカ中部に位置している農業が盛んな地域です。田園風景が広がっている中にあるひまわり畑は見る人を感動させます。
◇タリファ【スペイン】
タリファはスペインのアンダルシア地方にあります。この地方は夏はとても暑く40℃を超える地域で、なんと6月にしかひまわりを見る事ができません。しかし青空の下に咲くひまわりは何とも美しく、青空とひまわり畑のコンスタントは絶景です。
◇キエフ【ウクライナ】
あまり知られてはいませんが、ウクライナは世界一のひまわり生産国です。ウクライナは食用油などで使われるひまわりが多いのですが、こちらのひまわりも鑑賞用のひまわりに負けないくらい美しいです。
◇パンダマテンガ【ボツワナ】
アフリカ大陸にも絶景ひまわり畑があり、ボツワナ共和国にあるパンダマテンガもそのうちの一つです。このパンダマテンダのひまわりは世界でも珍しく、なんとひまわり畑の中を歩き回るキリンの姿を見る事ができます。アフリカならではの絶景です。
ほんの一部ですがひまわりの絶景はたくさんあります。日本では見る事ができない絶景がたくさんあるので一度は見てみたいものです。
ひまわりが【太陽】を追いかける理由とその生態|まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ひまわりがなぜ太陽を追いかけるのか?
ということをテーマにひまわりの生態や品種、世界の絶景ひまわりなどご紹介しました。
日本だけではなく世界でも愛されているひまわりは、その特性から太陽を象徴される花という意味が込められています。
大きなものから小さいもの、黄色のものやオレンジ色のものといろいろなひまわりがあり、とても個性的で美しいものばかりです。
今年の夏は国内旅行ではなく、海外にひまわり畑を見に行くのはどうでしょうか?
日本では決して見る事ができない絶景が広がっています。
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